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- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/05/24
- メディア: 文庫
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上・中・下 やっと読破。
この人の本を読むのは初めてで、読みやすい 読みやすい て聞いていたのですが
そういう先入観は抜きで読んで見て気がついたのは
作者が、(たぶん)頭の中で浮かべた情景を一つ一つ事細かに書き記してあるのが印象的でした。
感情的な部分から、腕時計ひとつに至るまで。
本当、こんな説明までいるの?ってくらいな所まで。
でも、あとあと それも内容にくるめてしまうと重要な気もするし。
元々、映画で感動して本まで買っちゃった というプロセスが私にはあるんで
映画の評価も本の評価もすこぶる良好なわけですが
もし本を先に読んでいたら、映画を悪く言ってるかもしれないw
いや、 それぞれ良い作品でしたがね。
本が美味し過ぎて、映画は薄口って例えです。
イチオシ商品になって当然なんですが、たぶん私が読んできた数少ない本のなかで
言葉や感情的な部分では、今 トップかもしれない。
ちなみに本のカッツ、女の私から見てもかっこ良い。